みなさん、老後のことって考えたことはありますか?
僕は雇われの身なので65歳が定年です。ほとんどの方は会社員の方だと思うので65歳で定年を迎える方が多いと思います。
近頃は、「人生100年時代」だなんて言われていますが、65歳から100歳までって35年もあるんですよね。
すごくないですか?もし自分が100歳まで生きていくとしたら35年分の生活費をどうやって賄えばいいのだろう?
そんなふうに思うことがあります。
じゃあ、実際にどのように老後資金を用意すればいいのか、考えていきたいと思います。
シンプルに貯金と投資をしよう!
結論はこれです。
・貯金
・投資
じゃあどのぐらい貯めればいいの?という話になってきますよね
まずは、今の高齢者がどのぐらいの収入があって、どのぐらいの支出があるのか見てみましょう。
老後資金は2500万円必要!?
令和3年版高齢社会白書(全体版) (cao.go.jp)によると、
高齢者世帯の平均所得金額は、218.5万円とされています。これは実際の手取り収入の金額で1年間で使えるお金がこのぐらいあるということですね。
月に直すと約18万円です。
ちなみに約半数の高齢者は収入を100%、年金に頼っています。
現在、2人以上の高齢者世帯の支出は月に25万円と言われています。
厚労省が発表している令和3年度の年金額改定によると、
・国民年金 65075円
・厚生年金 220496円(夫婦二人分)
となっています。
厚生年金のケースで考えると、毎月3万円ぐらい手出ししないと生活費が足りていないということになりますね。
すると、年間36万円、100歳まで生きるとなると1260万円必要となります。
これは、生活費だけなので旅行や趣味などのゆとり費を考えるとこれでは到底足りません。
ざっくり、月3万円ゆとり費が必要だとして同じく1260万円とすると、合計でだいたい2500万円必要ということになりますね。
でも、退職金があるのでは?と思う方もいますよね。
退職金についても見ていきましょう。
退職金は年々下がり続けている
こんなデータがありました。
図録▽定年退職金の推移 (sakura.ne.jp)より引用
このデータからわかるのは、この30年で数百万円レベルで退職金が減っている事実です。
30~40%近く減っていることを考えると、30年後には大学卒であっても1250万円ほどになっているということです。
退職金は年々減り続けている。このトレンドは知っておいた方がいいと思います。
また、転職も盛んになってきている現在で数十年も一つの会社に勤め続けるとは限りません。退職金をあてにするのはリスクを甘く見すぎているといってもいいでしょう。
退職金に頼らず、貯金と投資をしよう!
これまで述べてきたことをまとめると
・年金は二人世帯で22万円もらえる(モデルケースの場合)
・生活費は25万円
・毎月3万円、年間36万円、100歳までだと1260万円不足している
・ゆとり費も加えると2500万円も不足している
・退職金は年々減少している
・退職金のトレンド、転職なども考えると退職金に頼るのは危険
そこで、貯金と投資が重要となってきます。
資産形成において、貯金はすべての土台となります。
収入の1割を貯金し続けることができれば、その人の生活は破綻せず、老後も生活し続けることができると言われています。
仮に手取り収入20万円の人が40年間、毎月2万円を貯金し続けたらいくらになるでしょう?
正解は、960万円です。うん、確かにすごい金額ではありますが、これだけでは心もとない気もしますね。
では、この2万円を利回り5%で運用することができればどうでしょう?
ちょっと見えにくいかもしれませんが、約3052万円
と書かれています。貯めたお金は960万円なのになんでこんなことになるのか?
それが、複利の力なんですね。
正直、これは毎年5%確実に利回りがあったら、という想定なのでこの通りになるとは限りません。ただの皮算用ではあります。
でも、投資をすることでここまでお金を増やせられる可能性もあるのです。
やってみる価値はあると思います。
当然、リスクを理解した上で取り組むべきだとは思いますが、学べば学ぶほど投資はした方がいいという結論になるのではないかとも思います。
私は投資を続けているので、ポジショントークと言われればそうなのですが、どんな人にも老後は訪れることを考えると、時間を味方につけることで得られる複利の力を活かさない手はないと考えます。
どうやって投資するのか?
では、投資をするとして実際にどうやって投資するのでしょうか?
これを見ていきたいと思います。
みなさん、銀行口座は持ってますよね?地方銀行、都市銀行、信用金庫などなどさまざまな口座があると思いますが、銀行口座を持っていない方は存在しないでしょう。
では、証券口座はどうでしょう?こう聞くと持っている方はかなり減ると思います。そう、この証券口座こそが投資をするために必要な口座なのです。
証券会社というのは、いろいろあって野村証券なんかは聞いたことない方は少ないのではないでしょうか?
証券会社には直接相談することができる窓口を構えているところと完全にネットのみのところと2種類あります。
どちらがいいと思いますか?
サービスが充実していていろいろ相談に乗ってくれる方がいいですよね?「投資なんて初めてだし、どうしたらいいかわからない」「何に投資したら儲かるの?」「ネットなんて自分で選ばなあかんし、どうしたらいいかわからんし怖い」「窓口の方が安心」という方も多いのではないでしょうか。
しかし、これが失敗につながります。なぜかというと、サービスが手厚いということはそれだけコストがかかっている、つまり、手数料がとられているんですね。じゃあ、その手数料を負担するのは誰か?
私たち消費者というわけですね。
というわけで、私たち庶民が投資をしようと思った場合、まずは窓口に行くというのは絶対にやめてください。詐欺とは言いませんが、信じられない手数料を取られて資産形成どころではありません。
というわけで、開設するべき証券口座はネット証券ということになります。
おすすめのネット証券は
・楽天証券
楽天証券 | ネット証券(株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA) (rakuten-sec.co.jp)
・SBI証券
【SBI証券】ネット証券口座開設数No.1|SBI証券 (sbisec.co.jp)
こちらのふたつになります。私はどちらも利用していますが、不便さを感じたことはありません。
どちらも万人におススメできるネット証券です。
つみたてNISAとiDeCoを活用しよう
投資初心者の方におススメなのは、つみたてNISAとiDeCoです。
これらは非課税制度というもので利益に税金がかかりません。
そのため、とても優遇された制度なので、最初はこれらの制度を活用するのがいいです。
これらについてはまた、後日、解説していきたいと思っています。
まとめ
今回は、老後資金についてなぜ準備しないといけないのか、準備するにはどうしたらいいのかを解説しました。
・年金だけでは生活費が足りない
・100歳まで生きるとしたら1260万円、ゆとり費も含めると2500万円も足りない
・退職金は年々減少している→30年で30%以上も減っている!
・ネット証券を活用して投資をしよう
・老後資金には、つみたてNISAやiDeCoがおすすめ
人生100年時代、長生きできてもお金がない!なんてことはないように気づいた時からでも行動していきましょう。
では、最後まで読んでいただいてありがとうございました!